土地取引の指標となる令和7年7月1日時点の「基準地価」が、先週(9月17日)発表されました。 全国的にみると、住宅地・商業地などの全用途平均は前年より1.5%上昇し、4年連続でプラスとなりました。 今回は、特に上昇幅が大きかった地点に注目してみたいと思…
9月の第3月曜日である本日は「敬老の日」。 日本は世界有数の長寿国ですが、平均寿命には地域ごとに差があります。 都道府県別の平均寿命ランキングはよく話題になりますが、さらに細かく「市区町村別」で見ると、地域差の輪郭がぐっと鮮明になります。 厚生…
アメリカ発の会員制倉庫型ストア「コストコ」は、日本でもすっかり人気を集めています。 巨大なカート、倉庫のような売り場、そして大容量の商品。 まとめ買いを楽しむスタイルは日本の消費者にも定着し、2025年9月1日時点で、北海道から沖縄まで国内に37倉…
私たちが普段あたりまえのように従っている道路交通のルール。 日本では車は左側を走りますが、世界に目を向けると右側通行の国が圧倒的多数を占めています。 実は「右か左か」というシンプルな違いの背後には、歴史、文化、地理、そして植民地時代の影響な…
全国で相次ぐクマの出没 ここ数年、「クマが人里に出た」というニュースを耳にする機会が増えました。 特に今年は発生件数が多く、中には人命にかかわる深刻な事件も相次いでいます。 北海道・福島町の新聞配達員死亡事故 : 7月.、新聞配達中の男性が住宅地…
甲子園の出場校を眺めると、「〇〇大」と大学名が入っている高校をよく見かけます。 これらは多くが大学の付属校や系列校で、毎年のように強豪として名前を連ねています。 今年(2025年)の夏の甲子園でも、次の高校が出場しました。 日大山形(山形) … 日…
2025年の夏、日本列島は記録的な猛暑に見舞われました。 多くの観測点で平年を大きく上回る猛暑日が続き、ニュースでは「観測史上最高気温更新」の文字が踊る日々。 猛暑はもはや日常となりつつあります。 その象徴となったのが 8月5日に群馬県伊勢崎市で観…
北海道代表、聖地へ出陣! 8月5日、いよいよ全国高校野球選手権大会、通称「夏の甲子園」が開幕します。 全国49の代表校が集うこの大会は、球児たちにとってまさに夢の舞台です。 私の地元・北海道からは、南北海道代表として北海高校、北北海道代表として旭…
今年は、記録的な暑さに見舞われています。 私が暮らす北海道でも、例年であれば涼しい風が心地よいはずの7月下旬に、35度を超える日が出るなど、さすがの道民も、驚きを隠せない様子です。 エアコンのない我が家では、扇風機を何台もフル稼働させ、なんとか…
地下鉄と聞くと、路線図に彩られたそれぞれの「路線カラー」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか 東京なら「銀座線」はオレンジ、「丸ノ内線」は赤、 大阪なら「御堂筋線」は赤、「谷町線」は紫、 と、それぞれの路線にしっかりとした「アイデンティ…
北海道を旅していると、ときどき目を疑うような地名に出会うことがあります。 「今、なんて書いてあった……?」 思わずUターンして写真を撮りたくなる、そんなちょっと変わった、そしてクスッと笑える地名が、北海道にはいくつも存在しているのです。 今回は…
北海道を旅していると、「北緯45度通過点」と書かれた標柱や看板、モニュメントに出会うことがあります。 道北の風景の中にひっそりと佇むこの表示は、単なる地理的な区分を超え、北海道と世界をつなぐロマンあふれる“見えない線”の存在を私たちに教えてくれ…
北海道の夏は短く、あっという間に過ぎ去ります。 しかし、その短い期間にぎゅっと濃縮されたような、息をのむ美しさがそこにはあります。 野山も湿原も、わずかな季節の隙間を逃さず、一斉に花々が咲き乱れるのです。 そんな北海道の夏の風物詩のひとつが、…
はじめに 北海道の北部に位置する遠別町には、日本最北の水田があります。 インドから中国南部、中央アジアを経て始まった稲作は、縄文時代に九州から日本へ伝わりました。 北海道では江戸時代初期に道南地域で稲作が試みられましたが、寒冷な気候のため、広…
日本には数多くのユニークな地形がありますが、その中でも都市に広がる「海抜ゼロメートル地帯(以下、ゼロメートル地帯)」は、特に自然と共存する知恵が求められる地域です。 この土地に暮らす人々は、どうやって安全を確保しながら日常を送っているのでし…
北海道といえば、今や日本有数の米どころ。 でも――ただ広いだけで、お米が育つわけじゃありません。 そう、「水」がなければ、稲作は始まらない。 その水を、広大な大地の隅々まで運ぶ“生命の大動脈”ともいえる存在があります。 その名も――北海幹線用水路。 …
全国には、「富士山が見える場所」として「富士見」という地名が数多く存在します。かつてはその名の通り、遠くに富士山を望める場所だったのでしょう。 ところが、本州から遠く離れた北海道にも「富士見」と名のつく地名が点在しています。当然ながら、ここ…
もうかなり前の話になりますが、今日は、大学時代に四国で一人歩きのお遍路をしたときのことを綴ってみようと思います。 四国遍路への興味 大学の一般教養の授業で地理学を履修していました。 その授業では、体系的に学ぶというより、毎回さまざまなトピック…
かつて一人暮らしをしていた時期があります。 でも正直に言うと、私は一人暮らしには向いていませんでした。 これは、そんな私の体験と、そこから見えてきた「弱さ」との向き合い方についてのお話です。 そして最後には、自然界の「寄生」という仕組みから学…
全国の12の都道府県には、それぞれの地域を盛り上げる「推しポケモン」がいることは、ご存じの方も多いと思います。 これは「ポケモンローカルActs」という取り組みで、地域にゆかりのあるポケモンが、観光や特産品のPRなどを通じてその土地の魅力を発信して…
はじめに 落ち込んだ時、打ちひしがれた時――。 そんな時、自分の中だけで考え込んでいると、どうしても「だめだ、だめだ」と堂々巡りになってしまうものです。 そんな時こそ、外の世界に目を向けることが大切で、自然に触れることも一つ、何かのメディアに触…
はじめに 北海道の北部、日本海に面する幌延町浜里地区に、まるで巨大な風車の隊列のように並ぶ「オトンルイ風力発電所」があります。 28基の大型風車が南北3.1kmにわたり一直線に並ぶ光景は、まさに北海道の広大な自然と再生可能エネルギーが調和した象徴と…
「大学に行かせてもらっておいて、こんなこと言うのもどうかと思うけど……」 昔のことになるが、当時の大学生活を一言で例えるならば「砂漠」だった。 そう、乾いていて、どこまでも続く砂の世界みたいな…… 高校までは田舎の実家暮らしで、家には家族がいて、…
北海道最北の街・稚内に、2023年8月、ローソンがついに初出店しました。それ以来、セイコーマート(セコマ)だけだった稚内のコンビニ事情に変化が起こり、「稚内コンビニ戦争」が静かに熱を帯びています。 この記事では、稚内のこれまでのコンビニ事情と、…
今回は、社会人として働く中で感じてきたことや、最近考えるようになった「AIと仕事の未来」についてがテーマです。 私はもともと内向的な性格で、人とコミュニケーションを取ったり、チームをリードしたりすることが非常に不得手です。ただ、組織で働いてい…
北海道には、ユニークな名前の市町村や地名がたくさんあります。 そんな個性的な地名を活かした「地名 × 企業」や「地名 × 人物」のユニークなコラボ事例をいくつか紹介しつつ、もしこんなコラボがあったら面白そう!という妄想(※独断と偏見です)も交えて…
旅行に行ったら、せっかくなので、ご当地のグルメに舌鼓を打ちたいと思うのは人情である。 例えば、仙台に行ったら「牛タン」、北海道に行ったら「ジンギスカン」は外せない。 「牛タン」や「ジンギスカン」は、なんとなく、有名だから「地元の食材を使って…
最近全国でユニークな地名が増えています。 何か大きな施設が出来たり、街が発展してきた際に、地名を新設したり変更する場合が多そうです。 その中でも、道民として身びいきながら、北海道の新設地名はかっこよかったり、センスを感じます。 そこで、今回は…
コメ不足が問題になっています。やっと備蓄米が放出されて、価格低下への期待が高まっていますが、根本的には生産量が足りないのではないでしょうか。 生きていくのに必要不可欠な食を支える、農業の重要さを感じる今日この頃です。 さて、ここに一冊の本が…